福住町町内会の取組み



1.活動地域の概要

・仙台駅から、東側約6km郊外にあるJR仙石線福田町駅から1km弱西側にある、人口、325世帯、934名の町内会。集合住宅も含めると、人口約1500人の住宅市街地。

2.経緯

・平成14年11月ごろから、自主管理マニュアルを作ろうと町内会長が腹案を温めていたところ、たまたま、平成15年5月宮城県北西部地震があって、地震への意識が高まり、福住町住民調査を実施しようということになった。調査を平成15年5月から7月にかけて実施し、町内全員の名簿を作成しました。更に、災害時要支援者のリストを作成して、平成15年8月31日に、自主防災マニュアルが完成した。以降、町内会全体で防災まちづくりへの取組みを進めている。

3.活動体制

・ 町内会会長のリーダーシップの下で、執行部体制31名(三役が13名)で、活動を行っている。また、町内会のメンバーを5班に分けて、全員に役割を持たせ、町内会全体で取り組めるような体制としている。リーダーは現役が行って、周辺を技術を持った高齢者などがサポートする形が行う体制がベストと考えている。

4.活動の概要

(1)自主管理マニュアルの作成
・ 町内会独自に、自主管理マニュアル(A4版)を完成させ、町内会全世帯に配布した。マニュアルには仙台にゃんわんグループの協力を得て、ペットのためにどう対応すべきまで含めたマニュアルを作成している。

(2)災害時要援護者への見守りと支援
・ 平成15年に調査を実施した結果、町内会には独居老人が30名程度いることが明らかになった。そこで、自主防災マニュアルに基づいて、災害時の見守りを行っている。実際に、平成17年8月16日の地震では地震発生から自主的に調査が始まり、1時間程度で56世帯ほど調べて、その結果を区長に自転車で届けでした。(負傷者が1名)
・ また、町内会には、様々な職の方がいることから、この方々の協力を得て、要支援者への家具等の転倒防止の作業を平成17年3月より実施、ほぼ半数の世帯で実施した。(平成17年11月時点)



 写真 福住町町内会自主管理マニュアル


 


(3)報告訓練の実施
・ 平成15年度、平成16年度、平成17年度、町内会をあげて防災訓練を行った。そのときに、被害報告を作って、区長まで報告する訓練を行っている。消防署は立ち会うだけで、訓練内容は、町内会が独自に考えて実施している。報告訓練まで行っている町内会は、仙台市ではこの町内会だけである。

(4)小千谷市への災害緊急対応支援活動
・ 新潟県中越地震で甚大な被害を受けた小千谷市池ヶ原地区で、2回に渡って、緊急援助物資の提供を行った。第1回目は、暖房器具を中心に、第2回目は子どもたちにも楽しんでもらえるよう、綿飴を作る機械を持っていって、現地で綿飴を作って食べてもらい、大変好評を博した。

(5)町内会相互の支援協定づくりの検討
・ 今後、町内会が相互に応援できるような体制づくりを進めたいと考えており、宮城県北部地震の被害を受けた矢本町(10町内会)、新潟県中越地震の被害を受けた小千谷市の池ヶ原地区(3町内会)と災害時相互協力協定を結ぶことを検討している。